エンジニア向け|【高単価】SESの直請け案件を獲得するメリット・デメリットと具体的な探し方
「SESの直請け案件」に興味があるエンジニアへ。なぜ直請けが高単価なのか、多重下請け構造から脱却するメリット・デメリット、そして直請け案件を効率的に見つける方法を徹底解説します。あなたの市場価値を最大化しましょう。
キャリアパス診断してみるはじめに:なぜ今、SESエンジニアは「直請け案件」を目指すべきなのか
「どれだけ頑張っても給与が上がらない」「自分のスキルが正しく評価されていない気がする」
もしあなたがSES(システムエンジニアリングサービス)の現場でそう感じているなら、それは多重下請け構造の中であなたの報酬が正しく反映されていないサインかもしれません。
スキルアップを重ねたエンジニアにとって、市場価値に見合った報酬を得るための最短ルートの一つが「直請け案件」への参画です。
この記事では、直請け案件の定義から、高単価を実現する仕組み、メリット・デメリット、そして具体的な獲得方法まで、あなたのキャリアを大きく変えるためのロードマップを徹底解説します。
「直請け」と「多重下請け」の違いを理解する
直請け案件とは、開発を依頼するエンドユーザー(発注元企業)と、あなたが所属する(または契約する)企業が直接契約を結ぶ案件のことです。
一方で、多くのSESエンジニアが関わるのは、間に複数のSIerやベンダーを挟む「多重下請け」の案件です。
【商流イメージ】
- 直請け: エンドユーザー → あなた
- 多重下請け: エンドユーザー → 元請け → 二次請け → 三次請け → あなた
商流が深くなるほど、各企業が中間マージンを取るため、結果的にエンジニア個人の単価(報酬)は低くなります。
直請け案件が高単価になる構造的理由
直請け案件は、中間業者へのマージンが発生しない、あるいは極めて少ないため、その分の報酬がエンジニア側に還元されやすくなります。
例えば、エンドユーザーが支払う単価が月100万円だった場合、多重下請けでは最終的にエンジニアの手元に残るのは50〜60万円程度になることも珍しくありません。
しかし、直請けであれば、エージェント手数料などを差し引いても80〜95万円といった高単価を実現できる可能性が高まります。これが、多くのエンジニアが直請け案件を求める最大の理由です。
SESエンジニアが直請け案件に参画するメリット(報酬とキャリア)
直請け案件は単に給与が上がるだけでなく、あなたのキャリア全体に大きなメリットをもたらします。
単価が上がり、報酬が大幅にアップする
前述の通り、直請け案件の最大の魅力は高単価です。特にフリーランスとして直請け案件を獲得した場合、年収が100万円単位で向上するケースも多く、自身の市場価値をダイレクトに報酬に反映させることができます。
エンドユーザーと直接コミュニケーションが取れる
多重下請けの場合、要件定義や仕様変更の意図が、間にいる複数の会社を経由することで曖昧になったり、伝言ゲームのように情報が歪んだりすることがあります。
直請けの場合、あなたはエンドユーザー(事業責任者や企画担当者)と直接コミュニケーションを取ります。これにより、開発の目的や背景を深く理解でき、本質的な課題解決に貢献しやすくなります。これはエンジニアとしてのやりがいにも直結します。
キャリアパスの選択肢が広がる
直請け案件では、企画や要件定義といった上流工程に関わる機会が増えます。これにより、技術力だけでなく、ビジネス視点やプロジェクト推進能力が磨かれます。
これらの経験は、将来的にPM(プロジェクトマネージャー)やPdM(プロダクトマネージャー)、あるいは独立してコンサルタントとして活躍するための強力な武器となります。
直請け案件に参画するデメリットとリスク管理
直請け案件は魅力的ですが、メリットだけではありません。特にSES正社員からフリーランスとして直請けを目指す場合は、リスクを理解し、適切に管理する必要があります。
求められる責任と裁量が大きくなる
直請け案件では、あなたがプロジェクトの成功に直接的に責任を負う立場になります。中間業者がいない分、トラブル発生時や納期が迫っている時には、より高いレベルでの判断力と問題解決能力が求められます。
【リスク管理】 案件参画前に、契約内容や業務範囲、緊急時の連絡体制を明確にし、過度な責任を一人で負いすぎないよう交渉することが重要です。
契約や事務手続きを自分で行う必要がある
フリーランスとして直請け案件に参画する場合、請求書の発行、税務処理、契約更新の交渉など、開発以外の事務手続きも全て自分で行う必要があります。
【リスク管理】 多くのエージェントは、これらの事務作業をサポートするサービスを提供しています。また、税理士や会計ソフトを活用し、効率化を図りましょう。
案件が途切れた際のリスク
SES正社員であれば、案件が途切れても給与は保証されますが、フリーランスは案件が途切れれば収入がゼロになります。
【リスク管理】 常に次の案件を探す準備をしておくこと、そして収入の3〜6ヶ月分の生活費を確保した貯蓄(バッファ)を持つことが必須です。
【実践】高単価な直請け案件を効率的に見つける具体的な探し方
直請け案件は公開市場にはあまり出回りません。効率よく高単価案件を見つけるための具体的な方法を解説します。
直請け案件に特化したフリーランスエージェントを利用する(最優先)
最も効率的で確実な方法は、フリーランスエージェントを利用することです。特に、エンドユーザーとの直接取引が多いエージェントを選ぶことが重要です。
エージェントは、非公開の直請け案件を多数保有しており、あなたのスキルシートを見た上で、最適な案件を紹介してくれます。また、単価交渉や契約手続きも代行してくれるため、あなたは開発に集中できます。
スキルを磨き、SNSやコミュニティで発信する
直請け案件の獲得ルートとして、人脈も非常に重要です。
- 技術コミュニティや勉強会に積極的に参加し、顔を広げる。
- SNSや技術ブログでアウトプットを行い、専門性(E-E-A-T)を示す。
- 過去の取引先や同僚から直接依頼を受ける「リファラル」も高単価な直請けに繋がりやすいです。
現行のSES企業内で直請け案件への異動を交渉する
現在のSES企業が直請け案件を保有している場合、その案件への異動を希望するのも一つの手です。ただし、企業によってはマージン率が高く設定されている場合もあるため、事前に企業の報酬体系やマージン率に関する情報を確認しておくことが望ましいです。
直請け案件を獲得するために必要なスキルと準備
直請け案件の獲得競争は激しいため、単に技術力があるだけでは不十分です。求められるのは「即戦力」としての付加価値です。
技術力に加え、ビジネス視点とコミュニケーション能力が必須
直請け案件では、技術的な実装能力はもちろんのこと、以下の能力が特に評価されます。
- 問題解決能力: エンドユーザーの課題を技術でどう解決するか提案できる力。
- コミュニケーション能力: 専門用語を使わず、ビジネスサイドの人間にも分かりやすく説明できる力。
- セルフマネジメント能力: 納期や品質を自己責任で管理し、プロジェクトを推進する力。
市場価値を最大化するスキルシートの作成方法
直請け案件の面談では、あなたの市場価値が厳しく問われます。スキルシートは単なる経歴書ではなく、「あなたを採用するメリット」を伝えるための営業ツールです。
- 実績の具体化: 「〇〇を開発した」ではなく、「〇〇技術を用いて、ユーザー離脱率を20%改善した」など、ビジネス成果を数値で記述する。
- 使用技術の深掘り: 単に「Java」と書くのではなく、「Java 17、Spring Boot 3.0環境でマイクロサービス構築経験あり」など、具体的なバージョンや環境を明記する。
面談で「即戦力」であることをアピールするコツ
面談では、エンドユーザーの担当者(多くの場合、プロジェクトの責任者)が同席します。彼らが知りたいのは「あなたが明日からすぐに活躍できるか」です。
- 質問への準備: 募集要項を徹底的に読み込み、想定される技術的な質問だけでなく、「このプロジェクトの成功のために、あなたが最初に何をすべきか」といったビジネス視点からの質問にも答えられるよう準備する。
- 積極的な提案: 面談の場で、現在の課題に対する具体的な改善案や、あなたが提供できる付加価値を積極的に提案することで、「ただ言われたことをやる人」ではないことをアピールできます。
よくある質問(FAQ)
SES正社員から直請けフリーランスになるのは難しいですか?
準備と戦略があれば可能です。特に、5年以上の実務経験があり、特定の技術(クラウド、AI、モダンな言語など)に深い専門性があれば、直請け案件を獲得できる可能性は高いです。まずは副業から始めてフリーランスの働き方に慣れる、あるいはエージェントに相談して自身の市場価値を把握することから始めましょう。
直請け案件の目安となる単価はどれくらいですか?
技術スタックや経験年数、地域によって大きく変動しますが、高いスキルを持つエンジニアの場合、週5日常駐の直請け案件では月額80万円〜120万円以上を目指すことが十分に可能です。特に上流工程や専門性の高い領域では、さらに高単価になるケースもあります。
マージン率は公開されているべきですか?
法的な義務はありませんが、透明性の高いSES企業やエージェントはマージン率を公開していることが多いです。一般的に、SES正社員の場合は企業によって30〜50%程度、フリーランスエージェントの場合は10〜20%程度が目安とされています。ご自身の報酬が市場価値に見合っているか判断するためにも、契約前に確認を試みるのが理想的です。
まとめ:直請け案件であなたの市場価値を最大化する
SESの多重下請け構造から脱却し、直請け案件を獲得することは、エンジニアとしての報酬を増やし、キャリアを飛躍させるための重要なステップです。直請け案件では、単なる作業者ではなく、プロジェクトの成功に直結する重要な役割を担うことになります。
高単価を実現するための鍵は、「行動」と「戦略」です。
まずは自身のスキルを棚卸し、市場価値を正確に把握すること。そして、直請け案件に特化したエージェントなどのプロの力を借りて、効率的に情報収集と案件獲得を進めていきましょう。
あなたの培ってきた専門性を、正しく評価してくれる環境は必ず存在します。
職務経歴書の添削やキャリア相談はプロに任せるのも一つの手
「一通り調べてみたけど、自分のスキルシートで直請け案件に通用するか客観的な意見が欲しい…」
「高単価案件に特化したフリーランスエージェントを比較検討したい…」
もし直請け案件への移行に不安や疑問があるなら、転職やフリーランス支援のプロであるエージェントに相談するのが最も効率的です。
特に高単価の直請け案件を多数保有しているエージェントは、あなたの市場価値を正しく評価し、スキルシートの添削から面談対策、単価交渉まで、あなたのキャリアアップを徹底的にサポートしてくれます。
あなたの市場価値を正しく評価してくれる企業と出会うために、まずは無料相談から始めてみてはいかがでしょうか。

応エン