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SESエンジニア必見!リモート率の最新動向と「リモート案件」を獲得する具体的な方法

SESのリモート率の現状を知りたいエンジニアへ。コロナ後の最新動向、企業選びのポイント、リモート案件を獲得するために必要なスキルセットと面談対策を徹底解説します。

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はじめに:SESにおけるリモートワークの現状(2024年最新)

「今のSESの現場は出社ばかりで、リモートワークができる環境に移りたい」

「SES業界全体のリモート率はどれくらいなのだろうか?」

このように悩むエンジニアの方は多いでしょう。働き方の自由度が高いリモートワークは、SESエンジニアにとっても大きな関心事です。

結論から言うと、SES業界全体のリモート率は、コロナ禍のピーク時からはやや減少傾向にありますが、依然として出社が主流だったコロナ前と比較すれば高い水準を維持しています。

しかし、SESは客先常駐という特殊な契約形態のため、企業や案件によってリモート率に大きなばらつきがあるのが現状です。

本記事では、SESのリモート率の最新動向を深掘りし、あなたが理想とするリモート案件を確実に獲得するための具体的な戦略とコツを解説します。

コロナ禍を経てリモート率はどう変化したか

2020年から2022年にかけて、多くのIT企業は感染症対策として一斉にリモートワークに移行しました。この時期、SES案件においても一時的にリモート率が急増しました。

しかし、2023年以降、特にセキュリティや機密性の高い業界(金融、公共など)や、顧客との対面コミュニケーションを重視する現場では「出社回帰」の動きが見られます。

現在のSES案件におけるリモートワークの形態は、以下の2つに大別されます。

  1. 完全リモート: 週5日、自宅やサテライトオフィスで勤務。地方在住者でも参画可能。
  2. ハイブリッド型: 週に1〜3日出社し、残りはリモート勤務。チームビルディングや機密性の高い作業時に出社が求められるケースが多い。

現在、完全にフルリモートの案件は競争率が高く、ハイブリッド型が最も一般的なリモートワークの形となっています。

なぜSESはリモート案件が難しいのか?構造的な理由を理解する

SES(System Engineering Service)は、エンジニアの労働力を顧客企業に提供するビジネスモデルです。この構造的な特性が、リモートワークの導入を難しくする要因となっています。

リモート案件を探す上で、この背景を理解しておくことは非常に重要です。

客先常駐という契約形態の壁

SESエンジニアは、基本的に顧客企業のオフィスで業務を行います(客先常駐)。顧客企業側から見ると、セキュリティ管理や進捗管理の観点から、自社のオフィスで働いてもらう方が安心と考えるケースが多いです。

特に、以下のような現場では、リモートワークの導入に慎重になりがちです。

  • 機密情報を扱うプロジェクト(個人情報、金融データなど)。
  • 物理的な機器のテストや操作が必要な開発環境。
  • 新しく立ち上がったプロジェクトや、コミュニケーションが頻繁に必要なフェーズ。

顧客が「出社必須」と指定すれば、SES企業はその条件に従わざるを得ません。

商流(案件の階層)がリモート率に与える影響

SES案件には「商流」と呼ばれる階層が存在します。

  • 一次請け(元請け): 顧客から直接仕事を受注する大手SIerやコンサルティングファーム。
  • 二次請け、三次請け(下請け): 一次請けから仕事を受注するSES企業。

一般的に、商流が浅い(一次請けに近い)案件ほど、顧客との交渉権が強く、働き方に関する柔軟な提案(リモートワークの導入など)が通りやすい傾向にあります。

逆に、商流が深くなる(三次請けなど)と、間に複数の企業を挟むため、情報伝達や交渉に時間がかかり、働き方の変更が難しくなることが多いです。

リモート案件を探す際は、商流の浅い案件を多く持つSES企業を選ぶことが、成功への近道となります。

【データで見る】リモート案件の割合が多いSES企業の特徴

リモートワークを希望するなら、闇雲に案件を探すのではなく、リモート案件を多く保有するSES企業の特徴を知り、戦略的に転職先や参画案件を選ぶ必要があります。

1. 自社開発事業を持つSES企業が有利な理由

純粋なSESのみで事業を行っている企業よりも、自社プロダクトやサービスを開発・運営しているSES企業の方が、リモート率が高い傾向にあります。

  • 自社案件の存在: 自社プロダクトの開発チームは、客先常駐ではなく自社内での勤務となるため、フルリモート体制を敷きやすいです。
  • 技術レベルの高さ: 自社プロダクトを持つ企業は、技術力が高く、モダンな開発手法やツール(クラウド環境、CI/CDなど)を導入していることが多く、これがリモートワークを支える基盤となります。

2. モダンな技術スタックを扱う企業にリモートが多い傾向

リモートワークの導入率が高いのは、比較的新しい技術や開発手法を採用している現場です。

技術・領域

リモート案件が多い理由

Web系開発 (Ruby, Python, Goなど)

開発環境がクラウドベースで完結しやすく、成果主義が根付いているため

SaaS企業

サービス自体がクラウドで提供されており、リモートでの業務遂行が前提となっている

インフラ (AWS, Azure, GCPなどのクラウド)

物理的なサーバー管理が不要で、リモートからインフラ操作が可能

逆に、レガシーなシステム(オンプレミス、COBOLなど)を扱う現場は、セキュリティポリシーが厳しく、出社を求められることが多いです。

3. フリーランスと正社員SESのリモート率の違い

働き方によってもリモート率は大きく異なります。

  • フリーランスSES:
    • リモート率が高い: 企業側は即戦力を求めており、成果さえ出せれば働き方は柔軟になる傾向があります。契約内容も細かく交渉可能です。
    • 求められるスキル: 高い専門性と自走力。
  • 正社員SES:
    • リモート率は企業方針による: 企業の営業力がリモート案件獲得に直結します。未経験や経験の浅い社員は、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)のため、最初は出社を求められることが多いです。

SESで「希望のリモート案件」を獲得するための具体的なステップ

あなたが正社員SESであれ、フリーランスを目指すにせよ、リモート案件を勝ち取るには戦略が必要です。

ステップ1:必須スキル(自走力とコミュニケーション能力)の棚卸し

リモートワークで最も重要視されるのは、「自走力」と「非同期コミュニケーション能力」です。

顧客企業がリモートエンジニアに懸念するのは、「進捗が把握できない」「トラブル時にすぐ対応できない」という点です。これらの懸念を払拭できる経験をアピールしましょう。

  • 自走力(技術力): 質問せずとも、自分で調べ、解決できるスキル。特定の技術領域における深い専門性(E-E-A-T)を証明できる実績が必要です。
  • 非同期コミュニケーション: Slack、Asana、GitHubなどのツールを使いこなし、テキストベースで正確かつ迅速に報連相(報告・連絡・相談)ができる能力。

【アピール例】

「前職では、プロジェクトの仕様変更があった際、リモート環境下で自らドキュメントを作成し、チームメンバー全員が迷うことなく作業を進められるよう整備しました。」

ステップ2:面談でリモート勤務を勝ち取るアピール戦略

リモート案件の面談では、単に「リモートで働きたい」と伝えるだけでは不十分です。なぜリモートである必要があるのか、そしてリモートでも成果を出せる根拠を具体的に示します。

  1. 環境整備のアピール: 自宅のネット環境、作業スペース、セキュリティ対策(二要素認証の徹底など)を具体的に説明し、プロフェッショナルな環境が整っていることを示します。
  2. 成果へのコミットメント: 「リモートだからこそ、通勤時間がなくなり、より集中して作業時間を確保できます」といった、リモートが成果に繋がるロジックを提示します。
  3. 懸念点の先回り解消: 「緊急時の連絡は〇〇(電話や特定のチャット)で5分以内に対応します」など、顧客側の不安を先回りして解消する具体的な行動を提案します。

ステップ3:リモート案件に特化した情報源の活用

一般的な求人サイトでは、リモート案件のフィルタリングが不十分な場合があります。リモートワークを強く打ち出している専門的な転職サービスやエージェントを活用することで、良質なリモート案件に巡り合う確率が高まります。

特に、モダンなWeb系開発やSaaS企業に強いエージェントは、リモート案件の取り扱いが多い傾向があります。

よくある質問(FAQ)

Q. リモート案件は単価が下がる傾向がありますか?

A. 一般的には、リモートワークが可能だからといって単価が下がることはありません。単価は、あなたのスキルレベル、担当する業務の難易度、そして参画するプロジェクトの予算によって決まります。ただし、地方在住者がリモート案件に参画する場合、都市部のエンジニアと比較して、生活コストの低さを理由に単価交渉が難しくなるケースは稀にあります。重要なのは、リモート環境でも高い成果を出せる「市場価値の高いスキル」を身につけることです。

Q. 未経験・経験が浅いエンジニアでもリモート案件は可能ですか?

A. 非常に難しいのが現状です。リモート案件では、即戦力として自走できることが前提となるため、未経験や経験の浅いエンジニアは、指導やOJTを必要とするため出社を求められることがほとんどです。まずは、出社型でも良いので経験を積み、最低でも2〜3年の実務経験と、特定の技術領域での自信をつけた上で、リモート案件に挑戦するのが現実的です。

まとめ:あなたの理想の働き方を実現するために

SESにおけるリモート率は、案件の性質、企業の技術レベル、そしてあなたのスキルレベルに大きく依存します。

リモートワークの可能性を最大化するためには、以下の3点を意識して行動してください。

  1. リモートワークを支える技術力(自走力)の向上。
  2. 商流が浅く、モダンな技術を扱うSES企業を選ぶ。
  3. 面談でリモートでも成果を出せる根拠を具体的に提示する。

あなたの理想の働き方を実現するためには、これらの情報を武器に、戦略的にキャリアプランを設計することが不可欠です。


職務経歴書の添削やキャリア相談はプロに任せるのも一つの手

「リモート案件が多い企業を自分で探すのは大変だ…」

「自分のスキルがリモート案件に通用するのか客観的な意見が欲しい…」

もし一人で悩んでいるなら、転職のプロであるエージェントに相談するのも非常に有効な手段です。

特にリモートワーク案件に特化したエージェントは、非公開案件を含め、あなたの希望に合致する企業を効率的に紹介してくれます。また、リモート案件獲得のための職務経歴書の書き方や面談でのアピール方法についても具体的なアドバイスをもらえます。

あなたの市場価値を正しく評価してくれる企業と出会い、理想の働き方を実現するために、まずは無料相談から始めてみてはいかがでしょうか。

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